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9・23 クロージングパーティー/収宝祭!   

とうとう、この日がやってきました。
今日は吉宝丸展のクロージングです!
会場はちびっこ広場、一ヶ月の間に随分日も短くなっていたようです。
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もうすっかり秋の気候になってしまいました。
この一ヶ月間、長かったような短かったような…、とても複雑な気持ちです。
終わってしまうのは寂しいですが、パーティーも思いっきり楽しみますよ!

収宝祭のスタートです!
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まず、地域町内会の後藤会長の挨拶。
今回も地域の方には大変お世話になりました。
早い段階から話し合いを重ね、スタッフとともに動いて頂き会場関係やペットボトルの回収などいろいろなことを手引きして頂きました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです!
後藤会長、ありがとうございました!

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そしてそして、気になる今回のパーティーのメインはカレーです!
婦人会の方に協力していただき、いろいろなカレーを作っていただきました。
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お母さん達の味、本当においしかったです!

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学生とアーティストさんもカレーを作りました!
お母さん達のカレーとはまた違ったおいしさ、こちらも大変好評でした。うれしいですね!

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おいしそうに食べてくれています!
おいしいかな?いっぱいたべてね!
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おつまみもあるのですよ。
餃子や野菜スティック、唐揚げ、つくね…ぜんぶおいしかったです!

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その後、キリン木材にて作品を展示していた土井さんの箒の作品のライブ演奏!
迫力があって凄く上手なのに弾いているのは箒という、なんだかおもしろおかしい作品。
照明が当たってかっこ良かったです。

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そしてこっそり行われていた宝探し!
鹿田義彦の《吉島埋蔵》、子供達もがんばって探していました。
こんなに見つけたんですね、すごい!うらやましい!

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最後は吉島名物パト君と有志、ゆかいななかまたちによるダンスです。
夜な夜な練習していたそうです…!
みんな息があっていますね。

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最後にプロジェクトのスタッフみんなで挨拶をさせて頂きました。
4月から皆でがんばって運営をやってきました、本当にいろんな方に協力して頂き私たちの力だけではできなかったことが多かったです。
地域の方、インターン生、ボランティア、そして学生のみんな。
いろんな人に支えられて吉宝丸はここまでこれました。
ありがとうをどんなに言っても言い足りないです。感謝の気持ちでいっぱいです。

本当に楽しかったです。
吉宝丸に携わって下さった方全員にスタッフ一同、お礼を申し上げます。
ありがとうございました!

また来年もよろしくお願い致します。
(S.T.)

# by hiroshimaap09 | 2009-09-23 17:29

9・22 国民の休日!愛美によるわくわく解説ツアー   

本日、スタッフによる3つめのツアーイベントが行われました。
残念なことに朝から雨がちらつき、当初自転車でまわる予定だったツアーだったのですが、歩いて会場をまわることになりました。

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# by hiroshimaap09 | 2009-09-22 20:18

9・22 小林さん&祐源さんアーティストトーク!   

今日は閉場後、インフォメーションにてアーティストトークvol.4、小林さん祐源さんのトークを行いました!

まずは小林さん。
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小林さんは現在デイ・リンクの2階で作品を展示中です!
吉島の色々な家庭や店舗から家具を集め、それを組み合わせることでバリケードのような壁面を出現させました。

これまでの活動や作品を沢山見せていただきました。
小林さんが自身の私物や滞在先であつめた家具、またはその空間を作っていたものをいろいろな手法や形で組み合わせてゆく様子はまるでパズルで遊んでいるようでもあり、なんだか不思議な感じがします。
なにかを確認するように組まれた「もの」たちは、崩れそうなギリギリのバランスを保ってそこにあるようで、まるで重力や科学法則から解放された心象風景のようにも見えるのです。
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どれも綺麗な作品ばかりで、その過密なマッスは私たちの身体を打ち消してしまいそうです。

どれも迫力があり、質量をもっているので本物を見てみたいと思いました!
きっととても綺麗なんだと思います!


お次ぎは祐源さん!
祐源さんは現在キリン木材で作品を展示中です。
今回3度目の出品となる祐源さんは、ケンタッキーフライドチキンの骨でミニチュアの人体骨格標本を組み上げました。
その人体骨格は、ケンタッキーの店頭に立つカーネルサンダースの格好をしているのです!
すごく緻密な作業で作り込まれた作品に、鑑賞者の多くは声を上げて驚いていました。
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今回のトークでは、近年の作品、とりわけ動物や昆虫の死骸を素材に展開された作品を紹介していただきました。
祐源さんは死骸収集癖があるそうで、ついつい拾っては家に持って帰っているとのこと。
一見おかしな癖ですが、その癖故作品には独特の視点が組み込まれています。
死骸をマテリアルとして使用しているからにはやはりそこには「死」という概念がついてまわります。
しかし祐源さんの作品は決して重苦しいものでなく、ポップで軽い、もっとも現代的な死の表現であるようにも思われるのです。
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作家さんの作品を、作家さん自身の言葉で紹介して頂くとその言葉の端々からいろいろな事に気づきます。
いままで気づかなかったこと、理解不足だったこと…もっとその作品が好きになります!

良いお話をたくさんありがとうございました!
(S.T.)

# by hiroshimaap09 | 2009-09-22 10:49

9・20 山城大督 《吉島・ピアノ・レッスン・コンサート 》 第3の部開催!   

今日は以前ご紹介した参加アーティストの山城大督さんによる《吉島・ピアノ・レッスン・コンサート》の第3弾が開催されました。


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# by hiroshimaap09 | 2009-09-20 14:00

9・19 トーク&シンポジウム   

今日は企画リーダー岩崎貴宏によるトーク、パネリストをお迎えしてのシンポジウムが福祉センターで開催されました。
12時半の開場に併せスタッフで準備を始め、13時になるころにはすでにもう半分以上埋まっていました!うれしいですね!

13時、トークスタートです!

まず今回の企画の説明、吉宝丸という船の見立てである吉島の解説について。
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まるで4隻の巨大な船が接岸しているかのような広島の地形、その中の最も小さい船が我らが吉島・吉宝丸なのです。
船というには本当に色んな要素を持っています。
役割も様々で、用途も様々。私たちが今回目指した宝船は、吉島に何かをもたらす事ができたでしょうか。

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企画立案段階からどのように考え、開催に至ったかなど、吉宝丸の歩みも紹介されました。
現代美術のこと、アートマーケットのこと、教育のこと…
私たちは豊かさというと、やはり金銭的な充実として捉えがちですが、豊かさと一口に言ってもいろんな形があります。
岩崎がヨーロッパから帰国する際のドルやユーロ暴落は私たちの価値感覚を大きく揺さぶりました。
そんななかでも揺るがない豊かさがあるのだとしたら、やはりそれは私たちの中にあるものだと思うのです。
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今回の企画ではその豊かさを創出・育成することが目的でもあり、日常のなかにそれがいかに見え隠れするものであるかを岩崎が説明しました。
まだ答えは出ませんが、私たちの吉宝丸も何かの役目を持ち、果たすことができたらと思います。


途中休憩を挟み、シンポジウムの開始です!

今回のシンポジウムでは5名のパネリストをお迎えし、様々な地域で展開中のプロジェクトについてお話を伺いました。
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「持続可能なアートを育てる」というタイトルで進められ、アートプロジェクトの今後の動きや市場の話、経済の話などいろいろな話題が飛び交いました。
私は特にアートとは目的や価値が定めらていない公園のような開かれている場のことと、山出さんがおっしゃったのがとても印象的でした。
現代美術のような一般的には受け入れられにくい分野は一見閉鎖的ですが、実はその門戸は広く開かれており、まるでそれで遊ぶかのようにして多くの人がアートに触れることが出来るのならそれは本当に素敵なことだと思います。
美術館という特別で非日常的な空間ではなく地域の私たちが生活するまちでアートプロジェクトを展開するということは、とてもそれに近いことのようだと思いました。

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持続可能なアートを育てるというテーマについては、アートプロジェクトを制度に落とし込む事が持続に繋がるのではないかというお話もでました。

毎年継続的に続けていくプロジェクトとして、やはりお金の問題はついてまわります。
プロジェクトにおいて重要な事は、人材を育成し地域に根付かせること、そしてアートが社会的に自立するシステムを作り上げることだと野田さんはおっしゃいました。
ただ継続的なタスクのように毎年をこなしてゆくのではなく、その中で徐々にそのシステムを作り上げることが重要なのです。
それは長期間にわたる仕事になりますが、そうやって徐々にシステムを作っていけなければアートが自立しないというお話は非常に興味深かったです。

私たちにはまだまだいろいろ大きな課題が残されているな、とひしひしと感じました。

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ディスカッションの後、参加者からも質問を受け、ディスカッション形式で回答していただき、盛況のうちに閉幕しました。
まだまだ沢山お話を聞きたかったですが、時間がきてしまいました。充実した時間は過ぎるのが早いです。


パネリストの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!

# by hiroshimaap09 | 2009-09-19 09:46