9・19 トーク&シンポジウム
今日は企画リーダー岩崎貴宏によるトーク、パネリストをお迎えしてのシンポジウムが福祉センターで開催されました。
12時半の開場に併せスタッフで準備を始め、13時になるころにはすでにもう半分以上埋まっていました!うれしいですね!
13時、トークスタートです!
まず今回の企画の説明、吉宝丸という船の見立てである吉島の解説について。
まるで4隻の巨大な船が接岸しているかのような広島の地形、その中の最も小さい船が我らが吉島・吉宝丸なのです。
船というには本当に色んな要素を持っています。
役割も様々で、用途も様々。私たちが今回目指した宝船は、吉島に何かをもたらす事ができたでしょうか。
企画立案段階からどのように考え、開催に至ったかなど、吉宝丸の歩みも紹介されました。
現代美術のこと、アートマーケットのこと、教育のこと…
私たちは豊かさというと、やはり金銭的な充実として捉えがちですが、豊かさと一口に言ってもいろんな形があります。
岩崎がヨーロッパから帰国する際のドルやユーロ暴落は私たちの価値感覚を大きく揺さぶりました。
そんななかでも揺るがない豊かさがあるのだとしたら、やはりそれは私たちの中にあるものだと思うのです。
今回の企画ではその豊かさを創出・育成することが目的でもあり、日常のなかにそれがいかに見え隠れするものであるかを岩崎が説明しました。
まだ答えは出ませんが、私たちの吉宝丸も何かの役目を持ち、果たすことができたらと思います。
途中休憩を挟み、シンポジウムの開始です!
今回のシンポジウムでは5名のパネリストをお迎えし、様々な地域で展開中のプロジェクトについてお話を伺いました。
「持続可能なアートを育てる」というタイトルで進められ、アートプロジェクトの今後の動きや市場の話、経済の話などいろいろな話題が飛び交いました。
私は特にアートとは目的や価値が定めらていない公園のような開かれている場のことと、山出さんがおっしゃったのがとても印象的でした。
現代美術のような一般的には受け入れられにくい分野は一見閉鎖的ですが、実はその門戸は広く開かれており、まるでそれで遊ぶかのようにして多くの人がアートに触れることが出来るのならそれは本当に素敵なことだと思います。
美術館という特別で非日常的な空間ではなく地域の私たちが生活するまちでアートプロジェクトを展開するということは、とてもそれに近いことのようだと思いました。
持続可能なアートを育てるというテーマについては、アートプロジェクトを制度に落とし込む事が持続に繋がるのではないかというお話もでました。
毎年継続的に続けていくプロジェクトとして、やはりお金の問題はついてまわります。
プロジェクトにおいて重要な事は、人材を育成し地域に根付かせること、そしてアートが社会的に自立するシステムを作り上げることだと野田さんはおっしゃいました。
ただ継続的なタスクのように毎年をこなしてゆくのではなく、その中で徐々にそのシステムを作り上げることが重要なのです。
それは長期間にわたる仕事になりますが、そうやって徐々にシステムを作っていけなければアートが自立しないというお話は非常に興味深かったです。
私たちにはまだまだいろいろ大きな課題が残されているな、とひしひしと感じました。
ディスカッションの後、参加者からも質問を受け、ディスカッション形式で回答していただき、盛況のうちに閉幕しました。
まだまだ沢山お話を聞きたかったですが、時間がきてしまいました。充実した時間は過ぎるのが早いです。
パネリストの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!
12時半の開場に併せスタッフで準備を始め、13時になるころにはすでにもう半分以上埋まっていました!うれしいですね!
13時、トークスタートです!
まず今回の企画の説明、吉宝丸という船の見立てである吉島の解説について。
まるで4隻の巨大な船が接岸しているかのような広島の地形、その中の最も小さい船が我らが吉島・吉宝丸なのです。
船というには本当に色んな要素を持っています。
役割も様々で、用途も様々。私たちが今回目指した宝船は、吉島に何かをもたらす事ができたでしょうか。
企画立案段階からどのように考え、開催に至ったかなど、吉宝丸の歩みも紹介されました。
現代美術のこと、アートマーケットのこと、教育のこと…
私たちは豊かさというと、やはり金銭的な充実として捉えがちですが、豊かさと一口に言ってもいろんな形があります。
岩崎がヨーロッパから帰国する際のドルやユーロ暴落は私たちの価値感覚を大きく揺さぶりました。
そんななかでも揺るがない豊かさがあるのだとしたら、やはりそれは私たちの中にあるものだと思うのです。
今回の企画ではその豊かさを創出・育成することが目的でもあり、日常のなかにそれがいかに見え隠れするものであるかを岩崎が説明しました。
まだ答えは出ませんが、私たちの吉宝丸も何かの役目を持ち、果たすことができたらと思います。
途中休憩を挟み、シンポジウムの開始です!
今回のシンポジウムでは5名のパネリストをお迎えし、様々な地域で展開中のプロジェクトについてお話を伺いました。
「持続可能なアートを育てる」というタイトルで進められ、アートプロジェクトの今後の動きや市場の話、経済の話などいろいろな話題が飛び交いました。
私は特にアートとは目的や価値が定めらていない公園のような開かれている場のことと、山出さんがおっしゃったのがとても印象的でした。
現代美術のような一般的には受け入れられにくい分野は一見閉鎖的ですが、実はその門戸は広く開かれており、まるでそれで遊ぶかのようにして多くの人がアートに触れることが出来るのならそれは本当に素敵なことだと思います。
美術館という特別で非日常的な空間ではなく地域の私たちが生活するまちでアートプロジェクトを展開するということは、とてもそれに近いことのようだと思いました。
持続可能なアートを育てるというテーマについては、アートプロジェクトを制度に落とし込む事が持続に繋がるのではないかというお話もでました。
毎年継続的に続けていくプロジェクトとして、やはりお金の問題はついてまわります。
プロジェクトにおいて重要な事は、人材を育成し地域に根付かせること、そしてアートが社会的に自立するシステムを作り上げることだと野田さんはおっしゃいました。
ただ継続的なタスクのように毎年をこなしてゆくのではなく、その中で徐々にそのシステムを作り上げることが重要なのです。
それは長期間にわたる仕事になりますが、そうやって徐々にシステムを作っていけなければアートが自立しないというお話は非常に興味深かったです。
私たちにはまだまだいろいろ大きな課題が残されているな、とひしひしと感じました。
ディスカッションの後、参加者からも質問を受け、ディスカッション形式で回答していただき、盛況のうちに閉幕しました。
まだまだ沢山お話を聞きたかったですが、時間がきてしまいました。充実した時間は過ぎるのが早いです。
パネリストの皆様、参加者の皆様、ありがとうございました!
by hiroshimaap09 | 2009-09-19 09:46